ゼノブレイド2 イーラ OSTスペシャルイベント行ってきた。

2019年1月20日(日)イーラ編のサウンドトラックスペシャルイベントの第1部に参加してきました。せっかくですので簡単なレポートを書きたいと思います。

一つだけ断っておくとこのイベントは録音も撮影もNGでしたのでここに書かれていることはイベント後に思い出しながらスマホに書いたものです。間違っているところがあるかもしれない、いやある。ということを頭に入れといてください。

 

 

 イベント概要

このイベント、音楽配信サイトmoraで購入した人の中から抽選が行われ選ばれたもののみが参加できるという、競争率の高いことが簡単に推測されるような希少なイベントです。

第1部と第2部とで参加者は分かれていて私は第1部に参加してきましたが、スタッフの方によると第1部では24名の方が招待されていたようです。本当に選ばれたことが幸運です。

 

イベントは赤坂にあるソニーミュージックスタジオで行われました。

 第1部では光田さん、清田さん、CHiCOさんの3名が出演しました。

 

イベントスケジュール

トークイベント

光田さん、清田さん、CHiCOさんの3名がイベント参加者のいるレコーディングルームに拍手で迎えられトークイベントがスタートしました。

まずは御三方の自己紹介がありました。

印象的だったのはCHiCOさんがアレクサを導入しており最近はよくOK,Googleと言っていると。

 ソニーミュージックスタジオのスタッフの方による司会で3つ質問が出されました。

 

1つ目「作曲に関して意識したことは?」

光田さん:高橋監督からアコースティックな楽曲を注文され、まったくエレキなもの(エレキギターなど)を使わないようにした。

CHiCOさん:スケジュールがタイトで無理と思ったが、高さん(監督)からどうしてもとお願いされた。日程の都合上、ACEと平松さんで楽曲作成に取り組んだ。最初にジャズをイメージして、そのことは監督に打ち明けず進めていた。平松君もジャズのイメージだったので、ジャズアーティストを呼んで。その時もまだ監督には伝えてなかった。提出してNGがなかったので良かった

 

2つ目「普段はどんなオーディオ機器を使っている?」

清田さん:アレクサ。”普通”のものしか使ってませんよ。最近は某サービスを利用してよく音楽を聴いている。

光田さん:ピンキリ。自分のスタジオがあり、調整などは全部こちらに来てもらってやっているので外部のスタジオとの違いを気にせずに作業ができる。

CHiCOさん:イヤホンは安いもの、高いもの、中くらいのものを使っていて、割と安いもので聞くことも多い。意識した音が聞こえているかなとチェックしたりもする。

 

3つ目「ゼノブレイドのコンサート開催してください。」

質問(要望)のタイトルが司会の口から出ると、イベント参加者からどっと拍手がわく。

御三方:やりたいですね。

清田さん?:3日間通しでやれますね。1日目ゼノブレイド、2日目ゼノブレイド2、3日目イーラ。夜通しで。

光田さん:ゼノブレイドの楽曲なら10年はコンサートできそうですね(笑)。オーケストラコンサートならオーケストラよんでアレンジするだけでいいんで比較的やりやすい。ノーアレンジだと多くの人を呼んだりしなきゃいけないんで大変。ゼノブレイド2の楽曲はベストの音を提供するためにいろんな方に協力していただいてるので。

 

ハイレゾ音源試聴

トークイベント後、コントロールルーム(ミキサーなどが置いてあるとこ)に移動しました。

ここでは楽曲を聞いて、その裏話などを聞いていく流れ。

・リサリア原生林

清田さん:パーカッションはコピペではなくすべて生。光田さんからおっしゃっていただいたので感謝。

・四足のアルス/グーラ

CHiCOさん:もとの楽曲はともりが作成したものだが、アレンジが思いつかないというので、なら私がやると言ってやった。13個の終わり方があり、製品版はこのうちの一つ。アドリブを許してくれる監督他にはいませんよと。

・王都アウルリウム

清田さん:枯れた感じというオーダーがあり、作ったら「いい感じに枯れてる」と言われ複雑な気持ちになった。当時はVIPが東京に来ていて交通規制もありアーティストの到着が遅れた。(生収録ならではのエピソード)

・A Moment of Eternity

光田さん:Jenさんのいるイギリスまで行って録音してきた。ゼノブレイド2本編では日本でのレコーディングだったが緊張と時差ボケもありJenさんの本調子ではなかった。なので今回はこっちに来てくれと。

・戦闘!!/イーラ

 

Xenoblade II - Where It All Began -

光田さん:重低音の響きはゲームムービーとリンクしている。重低音はテレビのスピーカーで聞くことは難しいので、ぜひハイレゾで聞いていただきたい。また日本版と欧米版とで収録機器の違いから音も異なるので聴き比べしてほしい。

・グーラ領 - 森林

清田さん:自分は全然楽曲を聞きなおすことがないので、聴きなおすと(至らない点も見つかり)心がざわざわする。

・Drifting Soul

CHiCOさん:当初は男声向けだったため低いパートもおおい。楽曲自体、悔しい気持などを表現しているので。ともりがゼノブレイド2の楽曲で一番最初に取り掛かったもの。

・雷轟!アルティメット(8bit版、FM音源版、製品版)

CHiCOさん:最初はあの王子が出てくるシーンがゲーム的にもっとコミカルな予定でファミコン風・パソコンゲーム風の楽曲を作っていた。その後仕様変更があり、他のと同じように作ってくれと言われ、「えっー」

・One Last You

光田さん:ボーカルはオーディションが行われ最終的にJenさんともう一人の2人が残った。自分はJenさんを推薦した。

 

最後に出演者の感想

清田さん:今回のイベントでまたゼノブレイド2をやりたくなりました。今回は強くてニューゲームできるんで。普段は1週目を旦那にやらせて2週目を強くてニューゲームで始めます。エルピス霊胴も大丈夫。

光田さん:ぜひできるだけいい環境で聞いていただきたい。そのためにプロキオンスタジオでは通常版もハイレゾ版も同じ価格で提供している。古い音源を無理やりハイレゾ化するんじゃなくて元の音源からハイレゾなので安心してください。

CHiCOさん:

サイン会

イベント参加者はゼノブレイド2サウンドトラックまたはゲームのパッケージにサインしてもらうことができました。それらを持参できなかった方には主催者が用意したミニサイン色紙に書いてもらうようです。

 

イベント感想

新年早々、こんなイベントに参加できてラッキーでした。

とくに”雷轟!アルティメット”のデモバージョンを聞けたこと。これは他じゃそうそう聞けませんよ。聞いてて楽しかったんですが、これが本編で使われなくてよかったかなと思います。だってあの王子さまの曲”覇王の心眼”がただでさえコミカルですからね、ルクスリアの第一王子の面目が立ちませんよ(笑)。

あとレコーディング環境でのJenさんの歌声を聞けたこと。ハイレゾ再生機器を持ってらっしゃる方は多いと思いますが、こちとらスタジオですからね、ソニーの。そりゃぁ我々一般庶民じゃかないませんわ。臨場感や心の震えなどビンビンですよ!

ああもう一回聞きたいんじゃー。

 

最後に

繰り返しになりますが、ここで書かれていることはイベント終了後に思い出しながら書いたものです。本当は参加アーティストの方で有名な方の紹介や、楽器や機材などマニアックなことなど話題に上りましたが、記憶があいまいで書いても信用性が0なので載せてません。

イベントのレポートは後日プロキオンスタジオさんから出ると思うので、そちらの情報を参照した方が確実だと思います。それにTwitterでレポート載せてる人もいると思うしね。